「あたりまえの日常」
先日、訪問先で余命数日の利用者様のご家族に言われた
一言がずっと私の耳に残っている。
今日、明日でお看取りが近いことを告げた私に
「明日が来る、あたりまえ を大事に生きてね」
帰り際の玄関でご家族が、涙ながらに私の背中をさすって言った。
何か重いものを託された気持ちで、事務所までの帰り道、向日葵号の車中で思った。
「そうだよな。私が絶対明日も生きているとは限らないよな・・」
そう思ったら、年度末ということも重なって色々な出来事を思い出した。
毎日の忙しい業務を、利用者様の為と、必死に向日葵のみんなと頑張ったこと。
ふとした空き時間にする、しょうもないバカ話。
コロナが終息したら何したい?なんていう期待話。
毎日顔を合わせる、向日葵のスタッフの顔が思い浮かんだ。
自分の家族の顔も思い浮かんだ。
新年度に向けて、様々な計画も立てている。
でも・・
明日が来るあたりまえの前提の話。
今日を迎えることができる「あたりまえ」のありがたさにハッとさせられた一言を
思い出しながら、今日も、明日の予定を考えよう。1か月、1年先の予定を考えよう。
いつも訪問先で大切なことを学ばせていただいています。
よし!!2022年度も一日一日を大切に生きよう!そして頑張ろう!
2022年3月29日
訪問看護ステーション向日葵
管理者 馬場 梨花