「テレビ取材(みんテレ)」を受けました②
2022年5月25日
指定居宅介護支援事業所 向日葵
主任介護支援専門員 佐藤
先月のブログでもご紹介しました、ヤングケアラー支援に関するテレビ取材第2弾のご報告です!
1回目の取材では、ヤングケアラーの支援が必要なご利用者様が住む担当の地域包括支援センターの方や、地域住民の方々、市役所の各係(地域福祉課、障害福祉課、介護高齢福祉課など)の担当者等が集まり、どんな支援が必要かを検討した、地域ケア会議の様子をお伝えしました。
今回は・・・。
2回目の取材
帯広市でダブルマネジメントが初めて例外的に認められました!
ダブルマネジメントとは・・・
介護保険でのケアマネジャーと障害福祉サービスの相談支援専門員の二人でのマネジメントのことです。
介護のケアマネジャーから相談支援専門員への引継・情報共有の様子を事務所内より撮影!!
さらに・・・
訪問前にケアマネジャーとしての心の準備、気を付けていることは、など
インタビューを受けます。
今後のサービスの導入の必要性や身体状況、息子さんの介護状況などを確認し、
利用者様ご本人の相談などを伺います。
ご本人との面談終了後インタビュー
「ケアマネジャーとして今後考えるヤングケアラー支援とは?」
・それぞれの家庭により課題が違うこと
・ケアマネジャーが最初に気づいた場合、どの機関に相談できるのか、行政として明確にして横のつながりを深めてほしいこと
・ヤングケアラーが自身の支援体制を選択できることを知っているだけでも違うのでは、と伝えました。
取材で受けた数々のインタビューは、一言で言えないことばかりでした。
返答に迷いました。
言葉が詰まる辛いインタビューもたくさんありました。
正解は一つではないからです。
ヤングケアラー条例が本当にケアラー支援につながるためにも、次のことを考えて作って欲しいと切に願います。
*ヤングケアラーは、無意識に介護をする生活から脱却することを含め、自分のやりたいことを諦めている可能性があることを支援者側は想定する必要がある。
*介護する親がいてもいなくてもやりたいことは何か、を聞く機会があるといい。
*「ケアラー自身が主体性のある自分の人生が送れるように」支援の構築が必要。
*ケアラーが不安や気持ちが落ち込むのは”夜間帯”が圧倒的に多く、誰かに聞いて欲しい、相談したい、と思う時に相談できる専門の人がいる窓口があるといい。
*ヤングケアラー同士でシェアするツールの活用
(一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会(CAN))など
*大人からの言葉は響きにくい。抵抗感をもってしまうため、同世代との交流は重要。
*ケアラーサポートとして、本人の使いやすいツール(LINEでも)で相談対応できる体制が求められる。
*罪悪感を持たずにあらゆるサービスを最大限活用してもらえるよう配慮が必要。
*無理だと思ったら「大丈夫」の手を頼れる支援体制が必要。
取材をとおして・・・
住み慣れた我が家で
住み慣れた地域で暮らせる
わたしたちケアマネジャーは、
その想いに寄り添いながら伴走するひとりであり続けたいと思います。
「向日葵」に気兼ねなくご相談下さい。
指定居宅介護支援事業所 向日葵 0155-35-5636
相談支援事業所 向日葵 0155-67-8352